「演劇で学ぼう」表現する⇆受け止める循環をつくる、アートプログラム

活動報告|2022年8月 大阪府立長尾高等学校様にて、教員研修を実施しました。

|[活動報告・レポート]

大阪府立長尾高等学校様にて、主に1年生の担当教員の皆様に向けた事前研修を実施しました。

長尾高校様では、12月から2月にかけて、1年生の「総合的な探究の時間」のなかで「演劇で学ぼう」プログラムを実施します。

今回の研修は、生徒さんに向けて授業を実施する前に、まずは先生方に「演劇ワークショップ」を体験していただくことを目的に実施しました。
2時間の研修で、実際の授業でも一番はじめに実施する予定のシアターゲームを先生方に体験していただきました。

【今回体験していただいたワーク】

  • あいさつ回し、エナジー回し
  • ジェスチャーゲーム
  • 立ち座り
  • イス

研修の様子

最初のゲームは、円形に座るところからスタート。

隣のひとに向けて、目線を回したり、冷たい目線を回したり、あいさつを回していったり、

俳優が生み出したエナジーを回していきます。

エナジーは大変不思議な物体(?)で、ぐるぐると回している間に「赤ちゃん」に変化したりもします。
前のひとが変化させたエナジーを受け継いで、さらに次のひとに回していきます。

この「◯◯回し」は、ちょっとした身体表現のゲームですが、
ハードルの低い活動からだんだんと「人前で何かをやること」に慣れていくことができます。

また、「参加者自身が参加度を決められること」もこのゲームのポイント。

人前で何かすることに慣れているひとは、「あいさつ」だけでも多様な表現を試すことができますし、
人前で何かするのが「ちょっと恥ずかしいな」というひとは、自分が「できる」と思える形で参加することができます。

「ジェスチャーゲーム」と「立ち座り」の写真は、すっかり撮り損ねていました。「イス」のワークに移ります。

「イス」のワークってなに?

お芝居創作の体験|「イス」のワーク

私たちが「イス」と呼んでいるワークは、
講師から提示されたプロットをもとに、5〜6人組のグループに分かれて、20〜30分程度の時間でお芝居を創作するという内容です。

●登場人物 1、2、3、4、5(6)
●舞台上に、イスが3つある
●登場人物1・2がイスに座っている
●登場人物3・4(6)がやってくる
●なんやかんやあって
●登場人物1・2が去っていく

※登場人物6は、グループの人数に応じて設定する。

参加者には、以上のプロットのみが与えられます。

どんな場面で、どんな登場人物が出てくる、どんなシナリオのお芝居をつくるかは、各グループに一任されます。

グループ創作の時間は20〜30分程度。
時間も限られていくので、座ってじっくりシナリオを考えるというよりは、動きながら小芝居をつくっていきます。

長尾高校の先生方は、こんなお芝居を創作してくださいました。

公園のブランコを占領する大人と、ブランコで遊びたい子どもたち。
「YouTube撮影してるから、交代できません!」と主張する大人たちに、子どもたちがとった行動は…
人気飲食店の入店待ちの行列。すでに何十分も行列に並んでいるお客さんに声をかける店員。
なんと、そのお店は「310周年」の記念キャンペーンを実施していて…

普段の授業では、1グループ2〜3分の上演になるのですが、今回の研修では、なんと5分を超える大作が上演されました!
どちらのグループも、衝撃の結末が待ち受けるストーリーでした。

上演後に、講師からの講評、グループでの振り返りをして、ワークの体験は終了です。

最後に、今後一緒に授業を進めていくにあたっての質疑応答の時間をもって、研修は終了しました。

長尾高校の先生方、改めてありがとうございました。

長尾高校さんでは、12月から「総合的な探究」の授業で「演劇で学ぼう」プログラムを実施予定です。
そちらのレポートも可能な範囲でアップしていきます!

一般社団法人フリンジシアターアソシエーション